転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

コンクリート石炭ホッパー

昭和44年の趣味誌で見た唐津線厳木〜多久間を行く補機付石炭列車の写真が脳裏に焼きついている。その後のいわゆるSLブームでは筑豊地区がクローズアップされ鉄道を通じて筑豊炭田に興味を抱くきっかけとなり、撮影に出かけては見聞を広めてきた。一方唐津…

伊田発苅田港行石炭列車

筑豊炭田の石炭は若松・戸畑・苅田港の各桟橋へ運ばれるのは知っていたが、どの駅で仕立てられた物がどの港へ行くのかは謎のままである。田川線を通って苅田港へ運ばれる石炭は、地理的に伊田や後藤寺、豊前川崎辺りからであろうか。そういえば伊田の構内に…

くにさき

急行“くにさき”は新幹線博多開業時の昭和50年3月に登場した14系特急車を使用した新しいタイプの夜行列車である。新幹線開業で数ある夜行列車は廃止されたが、大分“くにさき”、熊本“阿蘇”、長崎・佐世保“雲仙・西海”の3本が昭和50年代の対関西夜行として存続…

山陰本線

昭和54年頃の山陰本線下関口は相当数の客車列車が走っていた。下関発着で運転区間を見ると福知山・豊岡・米子・出雲市と気の遠くなるような長距離列車が走り、浜田・益田・東萩・長門市・滝部と西の駅名が続く。時刻表を開いて遠方の地名やDのつかない数字…