転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

50系客車

昭和54年4月、大分運転所に50系客車が配属され、豊肥本線は豊後竹田運用に投入された。日豊本線は門司港運転区の受持ちで門司港〜柳ヶ浦・大分・佐伯間で運用が開始された。門モコ車はひと足早く、筑豊本線や上山田線へ入っていて、行橋で分割する田川線運用…

由布4号

日没前、夕日で赤く染まる別府湾の岬をキハ58系6輛編成が回り込む。カーブを曲がる際に発する独特な車輪のきしむ音が手前の崖に反射する。列車は別府発博多行急行604D“由布4号”。停車駅は別府ー大分ー湯平ー由布院ー豊後中村ー豊後森ー天ヶ瀬ー日田ー筑後吉…

第6玖珠川橋梁

第6玖珠川橋梁は天ヶ瀬を出て2つめのトンネルの出口、国道210号線をアンダークロスした所に架かっている。2706D博多行“ひこさん”3輛編成が下り勾配を軽やかに進む。久大本線の急行列車は、博多〜別府“ゆふ”、長崎〜別府“西九州”、江津〜天ヶ瀬“あきよし”、…

山本

唐津線と筑肥線の接続する山本は、かつては唐津線は西唐津へ、筑肥線は東唐津へと進路が分かれるジャンクションで広大な構内を有していた。唐津興業鉄道時代の明治中期からの歴史ある駅は、訪れた時はすっかりさびれていた。駅前に立って脳裏をよぎるのはも…