転轍器

古き良き時代の鉄道情景

徳浦信号場


 南延岡発門司港行534レが交換待ちで徳浦信号場に停まる。対向列車はキハ80系特急“日向”で、薄暮に浮き立つきれいな車体を傾けて快調に飛ばして行った。徳浦信号場から見える住宅と工場群の明かりがとても美しく津久見湾の夕景として印象に残っている。この門司港行は長距離鈍行で南延岡15時45分発、大分19時38分着、終着門司港は0時02分着で8時間以上の行程であった。次の臼杵では急行“高千穂”に追い抜かれる。   日豊本線徳浦(信) S46(1971)/8