転轍器

古き良き時代の鉄道情景

津久見市セメント町


 津久見はみかんとセメントの町。南向き斜面では柑橘が栽培され、石灰石の水晶山は白く輝き、津久見湾のセメント工場は活況を呈していた。津久見トンネルを出たこの辺りはセメント町の地名で、その名の通りセメント工場が林立する。D51が力行する上り貨物列車はコンテナ車と冷蔵車が続き、見なれた薄緑と白の冷蔵コンテナのコントラストがとても印象的であった。 1578レ 日豊本線徳浦(信)〜津久見 S46(1971)/8