転轍器

古き良き時代の鉄道情景

Photograph由布院さん

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あずき色のクハ421とクハ411

421系は昭和36(1961)年の北九州電化時に製造、その出力アップの423系は熊本電化時の昭和40(1965)年に、そして3電源の415系は昭和46(1971)年に登場している。国鉄時代末期は経年車輛の特別保全工事が行われていたことを今になって知る。 非冷房、グローブ形ベ…

思い出の別府湾

■別府湾春霞 仏崎トンネルの山の斜面からは風光明媚な景色が広がっている。桜満開の街道沿い、急傾斜で海に迫る高崎山も桜色の装い、山すその海べりを走る鉄路、湯の街別府の遠景、どれも春霞に煙る別府湾の絶景として記憶に刻む。 日豊本線東別府~西大分 S…

R400カーブの高架線を行く

別府扇状地南端の斜面から市街地を俯瞰する。線路は高架の別府駅から街並みを見おろしながら左にまわって海岸線へ出る。カーブの内側は別府八湯のひとつ浜脇温泉街で昔ながらの建物が並ぶ。外側は鶴見岳を望むなだらかな丘陵地が広がる。山と海の遠景を眺め…

豊後竹田のキハ52

鹿児島標記のキハ52134が豊後竹田の側線で佇んでいる。前面の顔が少し異なって見える。貫通扉の窓の高さが揃っていないので別形式の扉と交換されたのではないかと思う。顔の表情はつい映画「鉄道員(ぽっぽや)」に登場した気動車を思い浮かべてしまいそうなユ…

由布くずれ “由布5号”から普通列車へ

博多発別府行605D急行“由布5号”は博多を17時34分に発ち、大分には20時50分に到着する。急行運用は大分まで、大分別府間は普通列車2625Dとなる。名門急行の末端区間が普通列車になる場合、たとえば夜行急行“大雪”や“日南”などは「〇〇くずれ」と呼称されてい…

追跡 工9692レ

田植えの準備が始まった庄内谷にDE10牽引のヨ8000+ホキ800×4+ヨ8000の編成が現れる。大分川左岸の台地からは天神山駅周辺の中山間地域を望める。線路は上り勾配が長く続き、上り列車は厳しい登り道となる。 DE101172〔大〕が唸るエンジン音が水を張った田…

津久見湾の小さな入り江にて

豊後水道に面した津久見湾はリアス式海岸が作る小さな入り江が多く点在する。日見トンネルと第1福良トンネルの間のわずかな海岸線が見渡せる高台から上下貨物列車の共演を見物する。 日見トンネルを出ると小さな入り江が開け、下り坂のまま第1福良トンネルに…

ふるさとライナー

この列車のことは何もわからなかったので、手元にある「時刻表昭和62(1987)年6月号」を開いてみた。日豊本線では急行“ふるさとライナー大分”(運転日8/12~8/14)小倉~大分間1往復、長崎本線では急行“ふるさとライナー長崎”(運転日8/12~8/14)博多~長崎間1往…

久大本線を行く鹿児島のキハ20

由布院電吉さんから朱色キハ20の写真が届く。私はてっきり働き場を失った南延岡のキハ20たちが久大本線へ出稼ぎに来ていたものと勘違い、早合点してしまった。高千穂線が第3セクター高千穂鉄道に転換されたのは平成元(1989)年4月、由布院電吉さんの写真はそ…

国鉄軌道バス 由布院にて

豊肥本線内牧駅で見た国鉄軌道バスと全く同じクルマを「由布院駅の側線で見た」と由布院電吉さんから一報があり画像をお借りした。国鉄時代での撮影なので現役の姿かもしれない。ドローバー風の連結棒でトロッコをつないでいる。改めて『保守用車総合データ…

日田彦山線 県境の残映

久大本線を始めとして各地の沿線で四季折々の鉄道風景を撮り続けておられる由布院電吉さんに「古き良き時代」に撮った日田彦山線の写真がないかお願いした。押入れを探してやっと出てきたという写真は驚くかな、賑やかで活気溢れる夜明駅と山峡を跨ぐ宝珠山…