転轍器

古き良き時代の鉄道情景

2026-09-01から1ヶ月間の記事一覧

北薩の汽車 肥薩・山野・宮之城線

■栗野 矢岳越えした肥薩線は一気に標高を下げ、鹿児島県に入ると吉松から栗野にかけて霧島連山西側の盆地を走る。全検上がりのような綺麗なC5510〔吉〕が上り貨物列車を牽いて姿を現す。 892レ 肥薩線栗野~大隅横川 撮影時、吉松機関区には5輛(10・26・27・…

宮原線廃止翌日の豊後森駅

国鉄宮原線(恵良~肥後小国間26.6Km)は昭和59(1984)年11月30日に廃止された。廃止の声を聞き休日の度に玖珠盆地に、麻生釣高原にと最後の活躍をするキハ40の勇姿を追いかけた日々はつい昨日のことのように思い出す。 廃止翌日の豊後森駅の表情を地元の方から…

あずき色のクハ421とクハ411

421系は昭和36(1961)年の北九州電化時に製造、その出力アップの423系は熊本電化時の昭和40(1965)年に、そして3電源の415系は昭和46(1971)年に登場している。国鉄時代末期は経年車輛の特別保全工事が行われていたことを今になって知る。 非冷房、グローブ形ベ…

思い出の別府湾

■別府湾春霞 仏崎トンネルの山の斜面からは風光明媚な景色が広がっている。桜満開の街道沿い、急傾斜で海に迫る高崎山も桜色の装い、山すその海べりを走る鉄路、湯の街別府の遠景、どれも春霞に煙る別府湾の絶景として記憶に刻む。 日豊本線東別府~西大分 S…

夜の広島駅

いただいた写真の中から夜の広島駅で撮られたであろう2葉についていろいろと推理してみる。列車種別の多かった良きあの頃を時刻表を開きながらの推測は楽しいものだ。 広島駅2番ホームに急行“山陽”の編成が入線している。2番ホームは下り向けなので岡山から…

下関運転所の153系

新幹線博多開業の昭和50(1975)年3月改正は山陽本線昼行特急・急行の全面廃止で大規模な電車の転配が行われた。修学旅行電車も廃止されたため、下関運転所の167系は他区へ転出、153系は山陽本線快速電車に活路を見出すことになった。 153系の快速電車は広島~…

小郡機関区

小郡機関区は広大な構内に2基の転車台が並び一方は23線の巨大な扇形庫が、もう一方は放射状に広がる機留線を擁し、2棟の給炭塔がそびえる大規模な機関区であった。全盛期を過ぎた撮影時は僅かにD51・C58・C12と気動車が配置され、廃車されたC621が保管されて…

パイプ煙突のD60

D6028〔直〕 直方 S45(1970)頃 写真:NOMUさん 直方機関区D60のパイプ煙突機は28・32・33・34・52の5輛(昭和44年)が在籍していた。パイプ煙突のD60をなべて見ると、形状は長い・短いと筒状・末広がりのタイプがあるものの、見る角度によっては判定が微妙に異…