転轍器

古き良き時代の鉄道情景

キハ1129


 キハ11は10系気動車でキハ10とともにキハ17の片運転台車に対して両運転台車である。さらに便所無がキハ10、便所付がキハ11と形式が区分されている。南延岡機関区のキハ10からキハ11への形式変更は便所付車の関係ではなかろうか。かつてカツミのHOカタログに載ったエンドウのキハ17が印象に残っていて、狭幅の車体、貫通ホロ枠の付いた独特の正面、客車のようなウインドシルとパイプ状の雨樋、機械的造形美のDT19台車など、まさにその通りの実車を間近に見て感激した。 キハ1129〔分ノカ〕 南延岡機関区 S47(1972)/12