転轍器

古き良き時代の鉄道情景

彦山


 日田行列車は添田を出ると釈迦ケ岳をめざす上り坂となって彦山に着く。彦山は霊峰英彦山の最寄り駅で神社のような優雅な造りの駅舎とホームのぼんぼりに目をうばわれる。蒸機時代、C11はここで給水したと聞く。彦山の路線名称の変遷を辿ると、開業時は行橋からの田川線の終点で、以後夜明側から彦山線、彦山〜大行司間の開通で日田線となり、昭和35年添田線分離の時に日田彦山線となった。 日田彦山線彦山 S51(1976)/9