転轍器

古き良き時代の鉄道情景

EF58 ひと桁ナンバー


 ネガフォルダに眠る写りの悪いコマの中にEF58のひと桁ナンバーがあるのに気づく。暗くてよく見えないが、せっかく撮ったので何とか日の目を見ることができないかレタッチして9番の顔だけはわかるようになった。下関運転所を訪れた時は新幹線開通前で25輛のEF58が配置されていた。構内はたくさんのEF58が休んでいたが、ほとんどがパンタを下げていた。“あかつき”のヘッドマークを掲げた9番は今宵の出番であろうか。 EF589〔関〕 下関運転所 S49(1974)/5/2

 ひさしと汽笛カバーが目立つEF587〔関〕。切り抜きナンバーの貼り方は、9番は車体センターをはさんでEFと58が配置されているのに対し、7番はセンターに5と8がまたがって貼られている。機番によって、また施工工場によって違いがあるのだろうか。 下関運転所 S49(1974)/5/2

 下関のEF587は撮影後広島へ転属していた。偶然出会った7番はパンタグラフが下垂交差タイプに交換されていた。 山陽本線小野田 S52(1977)/8

 特急“出雲”の後にやって来る荷物列車を待つ。露出不足のネガでナンバーもよくわからなかったが、拡大して見ると2番で驚いた。後に続く郵便・荷物車の列が魅力的。 荷34レ 東海道本線品川〜川崎 S51(1976)/3/22