転轍器

古き良き時代の鉄道情景

フレートライナーの見える街角

 三ノ宮は雲井通の高架線脇を歩いていたら背後から頭上を機関車の音が通り過ぎて行った。モーター音が小さくなっていくと今度はコンテナ車特有の小気味よいジョイントのリズムが街なかに響きわたる。その音はいつまでも続き、まだ間に合うとカメラを取り出す。コンテナ満載の長い編成が通り過ぎていく。高架下は煉瓦造りのアーチ形が美しい車庫が並ぶバスターミナルで、高速バスが発着していた。

 さらに歩を進めポートアイランド線の下を潜りフラワーロードに差しかかったところで再びあの音が高架線から響いてきた。フレートライナーがひっきりなしに走る日常に接し、東海道山陽筋の大動脈を実感する。 東海道本線三ノ宮 H29(2017)/4/29