転轍器

古き良き時代の鉄道情景

由布院 昭和56年冬

 久大本線由布院以東の急行列車は長崎・佐世保と別府を結ぶ“西九州”と博多から別府間“由布”2本の計3往復が設定されていた。昭和55年10月改正以降は“西九州”が廃止されて“由布”3往復体制となり、残念ながら久大本線から長崎本線へ乗入れる列車は無くなってしまった。604D“由布4号”は後方別府寄りから①キハ58②キロ28③キハ28④キハ58⑤キハ65⑥キハ58の並びであった。 久大本線由布院~南由布 S56(1981)/1

 由布院上り場内信号機で減速する“由布4号”6輛編成。腕木式信号機がまだ健在で、背の高い外側が進行を示しているので由布院3番線が上り本線ということがわかる。キハ58の顔はスカート無し、前面窓平面ガラスのこのタイプがよりキハ58らしくて好きだ。 604D“由布4号” 久大本線由布院~南由布 S56(1981)/1