転轍器

古き良き時代の鉄道情景

マニ44

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 マニ44はパレット積荷物車のスニ41を20m級に伸ばし、高速貨車ワキ10000の外観を備えたような新鮮な印象があった。妻面は三角屋根の折妻風で貫通扉は無く、小さなくぐり戸が独特である。屋根はガーランドベンチレーターが配置され、乗務員室側の押込形通風器が異彩を放っている。 マニ442027〔名ナコ〕 大分 S59(1984)/1/17

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 マニ44へのパレット積載は旅客ホームではなく本屋寄りの荷役ホームで行われるものと思われる。荷物列車の組成が終わりホームに入ったマニ44の側扉が開き、何か作業が行われている。 大分 S59(1984)/1/17

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 マニ44とは何度か会っている。車輌の向きはいずれも乗務員室のある後位側が下り向きであった。趣味誌に掲載された荷物列車の写真を見ても、東海道・山陽筋を走るマニ44はいずれも後位側が下り向きに組まれていたので、向きは固定されていたのかもしれない。 大分運転所 マニ442042〔南トメ〕 S61(1986)/9