転轍器

古き良き時代の鉄道情景

D51567

 D51567〔延〕の特ちょうは何といってもひと回り大きめのナンバープレートであろう。プレートに合せて数字書体も大きく見える。数字配置はDと51の間に間隔があるが、形式51と機番567の間には無いのがおもしろい。見慣れたナンバープレートはDと51、51と機番〇〇〇の間に一定の間隔があるが、製造年代や機関車メーカー・鉄道省工場によってバラエティがあるようだ。 大分運転所 S47(1972)/6/11

 転車台で方向転換中のD51567〔延〕を電気機関車検修庫外階段の少し高い位置から撮った。煙室扉ハンドルは上の写真と比べると位置が異なっている。エンドビームは解放テコの留め具だけですっきりしている。 大分運転所 S47(1972)/2/20

 左サイドを見ると白線のランニングボードはコンプレッサーを避けて山形に角度が付いた位置で切れているように見える。よく見るとコンプレッサー上部分のランボードが削られて、その部分に白線が無いのでそのように見えるのだろう。上写真右サイドのランニングボードは給水ポンプの所が山形で白線は切れ目なくキャブまで続いている。3本の砂撒き管は、前寄りが第2動輪の前、真ん中は第3動輪の前、後ろ寄りが第3動輪の後へ導かれているらしい。 大分運転所 S47(1972)/2/20

 複線のように見える豊肥本線との単線並列区間をD51567〔延〕の牽く下り貨物が行く。長い編成を従えていたからか、かなり噴かして接近してきた。この先大分川の土手にかけて16‰の上り勾配となる。 1593レ 日豊本線大分~高城 S47(1972)/4/22