転轍器

古き良き時代の鉄道情景

D511142

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 セイタカアワダチ草の生い茂る大分電車区北側の本線をD511142〔延〕の牽く下り貨物列車が通り過ぎる。日豊本線の貨物列車は深夜帯に多く設定されているが正午前後はこの下り593レの後すぐさま上り1578レがやって来る。 日豊本線大分~高城 S44(1969)/8/12

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 南延岡機関区のD51の「架線注意」標識はフロントでは、ナンバープレート上部か前照灯下部と、担いバネカバー両サイドに取り付けられているのが多かったように思う。撮影時、4桁番号は1032・1035・1036・1081・1141・1142の6輛が揃っていた。 D511142〔延〕 大分運転所 S45(1970)/5

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 昭和47年1月、初めて南延岡機関区に立ち寄った際、転車台から放射状に延びる機留線に名無しの機関車が置かれていた。ナンバープレートは全て外されペンキ書きもなされていないので機号は不明のままであった。改めてこの罐が気になり思いを巡らせると、船底テンダなので該当するナンバーは、昭和46年後半に廃車されたD511081かD511142の何れかで、煙室扉下のシンダエプロンの形状からD511142であろう、との結論に達した。 南延岡機関区 S47(1972)/1/5