転轍器

古き良き時代の鉄道情景

D5146

 扇形庫のピットで整備中の46号機。はみ出したナンバープレート横の取付け穴はタブレットキャッチャーの跡だろうか。そのままナンバープレートを動かせばぴったり収まるように見えるが。キャブ下の機械美に魅了される。 南延岡機関区 S47(1972)/12/29

 右サイドを見る。なめくじドームのラインが何ともいえない優美さを感じる。 南延岡機関区 S47(1972)/1/5

 D5146は長く鳥栖機関区にあって長崎本線佐世保線大村線で運用されていた。新鋭DD51の増備が進むにつれて鳥栖早岐の蒸機は移動が活発となり、D5146は昭和43年以降早岐機関区に移り、その後46年9月に南延岡機関区に転属して来た。砲金製「延」の区名札を貼付けて日豊本線の罐となり48年4月まで活躍した。 南延岡機関区 S47(1972)/1/5

 頭は上り向き、石炭満載、入念な出区準備完了の後宗太郎越えに挑むのであろう。 南延岡機関区 S47(1972)/1/5

 D5146〔延〕は渾身の力で長い編成を牽き出す。ドラフトとドレン、スチームの音響が踏切警報音をかき消す。 1592レ 日豊本線高城 S47(1972)/10/9