転轍器

古き良き時代の鉄道情景

後藤寺

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 日田彦山線後藤寺駅は新飯塚への後藤寺線、金田への糸田線を分ける分岐駅。広い構内は石炭車や石灰石のセキやホキの長い編成で埋まり、特に1番ホームと2番ホームの間の中線2本は貨物列車の往来で活況を呈していた。船尾からの石灰石列車は苅田港行はスイッチバックの上日田彦山線伊田方へ、上戸畑・枝光向けはこれもスイッチバックして糸田線へこの2線を使って振分けられていた。船尾への空車返空はこの逆が行われ、さらにこれに石炭列車が加わって、キュウロクが行き来する光景が展開する魅力あふれる駅であった。 後藤寺 S47(1972)/3/30

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 糸田線に歩を進める59679〔後〕牽引の枝光行5594レ

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 29608〔後〕の牽く添田苅田港行1494レが入ってきた。構内池尻寄りに位置する後藤寺機関区がうっすらと見える。

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 貨物中線で49675〔後〕が待機している。船尾までの仕業で到着列車を待っているようだ。

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 29611〔後〕が石炭車の入換を行っている。石炭全盛時代の日田彦山線沿いは伊田を筆頭に後藤寺、池尻、豊前川崎、大任、西添田添田と石炭発送駅が集積していた。