転轍器

古き良き時代の鉄道情景

ながさき

f:id:c57115:20190616161802j:plain

 昭和51年3月、門司港大村線経由長崎間の夜行鈍行に、北海道の“からまつ”・紀勢本線の“南紀”と共に“ながさき”と愛称名がつけられた。上り門司港行“ながさき”のダイヤを追ってみると長崎23:00発、諫早から大村線に入り、早岐1:05着。佐世保発の2輛を足して早岐1:55発、肥前山口3:22ー佐賀3:57ー鳥栖4:48ー博多5:35ー門司7:36-門司港7:44着であった。 ED7641〔鹿〕の牽く1420レ“ながさき” 門司 S57(1982)/8/18

f:id:c57115:20190616161926j:plain

 “ながさき”は普通列車ではあるが愛称サボと号車札が入っていた。編成は座席車6、寝台車1、郵便車1、荷物車1の9輛編成であった。 4号車:オハ4655〔門サキ〕

f:id:c57115:20190616162240j:plain

 3号車:オハ4719〔門サキ〕

f:id:c57115:20190616162352j:plain

 早岐までは先頭車となるナハフ10の号車札は、他の車輛は数字だけに対して「5号車」と書かれた札が入っていた。 5号車:ナハフ102003〔門サキ〕

f:id:c57115:20190616162449j:plain

 佐世保からの2輛はよく見ると愛称サボは不使用、号車札も一部入っていない。行先サボは青地のタイプが使われているのがわかる。ED75が入ってきたので7号車は隠れてしまうも、スハフ42もしくはオハフ45と思われる。 6号車:スハ43102

f:id:c57115:20190616162600j:plain

 1号車:スハネ1662〔門サキ〕

f:id:c57115:20190616162659j:plain

 オユ10の1000番台車は5輛全車が門司客貨車区の配置であった。 郵便車:オユ101001〔門モシ〕 門郵12

f:id:c57115:20190616162740j:plain

 マニ36の形態は改造前の種車によってさまざまなバリエーションがあるらしい。車体を良く見るとウインドシル、ヘッダーにリベットがずらりと並んで迫力を感じる。妻面の丸屋根キャンバス押さえのラインが何とも言えない優雅さを感じる。 荷物車:マニ3682〔門モシ〕 門荷1