EH1044〔吹二〕
太平洋ベルト地帯を行き来する旧形電機の中で少し毛色のちがうEH10に特段の魅力を感じていた。汐留のヤードにはるばる関西から貨物列車を牽いて来て小休止しているEH10の姿は魅了される構図であった。駿足のコンテナ系はEF65や66で、EH10は2軸のワラやワムで組まれた編成の頭に付いていた。この時は昭和29年から32年にわたって作られた64輛全機が1台の廃車もなく元気に働いていた。EH1044〔吹二〕が牽く長い長い編成が貨物線を駆けぬけて行く。 東海道本線茅ヶ崎 S51(1976)/2/9
EH1013〔吹二〕
京都駅で遭遇したEH10の牽く長い貨物列車。京都市電が止まる烏丸口からホームに出たところで独特のモーター音が響いてきた。咄嗟にカメラを出してスナップ、ファインダーでは気づかなかったが後で現像した印画紙を見て下垂交差のパンタグラフに驚くばかりであった。 東海道本線京都 S52(1977)/7
EH1059〔吹二〕
京浜工業地帯の複雑な線路群をEH1059〔吹二〕牽引の長い貨物列車が南下する。 東海道本線川崎~横浜 S49(1974)/10/15
EH1016〔吹二〕
4筋の複線が通るこの区間、いちばん山側の複線は新鶴見操車場方面へ向かう。EH1016〔吹二〕は黒い貨車ではなく短いコンテナ編成で現れた。 東海道本線川崎~横浜 S49(1974)/10/15
EH1012〔吹二〕
EH10は昭和51年現在吹田第二機関区に42輛、稲沢第二機関区に22輛が配置され、前者は汐留~岡山間と宇野線、岡多線に、後者は汐留~吹田間に運用されていた。 東海道本線三島 S51(1976)/2
EH1025〔稲二〕
EH10は黒い車体に2本の黄色い帯、傾斜した前面窓が特ちょうであった。国府津で遭遇したEH1025〔稲二〕は5~6輛のタンク車を牽いてやって来た。 東海道本線国府津 S51(1976)/2/7
EH1053〔吹二〕
乗換え時間の合間に東海道線上りホームから貨物線を行く列車を見物する。この時の大船駅は構内改良中で雑然としていた記憶がある。貨物線の別線もこの時すでに建設が進んでいたと思われる。 東海道本線大船 S49(1974)/7