転轍器

古き良き時代の鉄道情景

豊の国号 往路

 豊肥・日豊本線が並走するここは、かつてC58・D51・8620・9600が来るのを待った思い出の地。汽笛数声、華やかなC581“豊の国号”が駆け抜ける。機関士は線路端の小さな見学者に手を振ってこたえる。 9704レ 豊肥本線下郡(信)~大分 S56(1981)/12/10

 かわいいこども達が“豊の国号”の見学に来ていた。彼ら彼女らはもう四十路越え、この時に見送った汽車のこと、憶えているだろうか。

 7404レ“豊の国号”は大分10:15発、下郡(信)10:19:30通過、滝尾は10:23:30通過で犬飼まで止らない。たくさんの撮影者が構えるなか、意気揚々と滝尾を通過する。 豊肥本線滝尾 S56(1981)/12/11

 “豊の国号”通過時刻になると三々五々地域の人たちが集まってきた。 9704レC581滝尾通過!