転轍器

古き良き時代の鉄道情景

あきよし

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 美祢線を訪れてから4年、偶然にも久大本線で急行“あきよし”と遭遇する。昭和47年時点では久大本線日田彦山線は2輛編成で走っていたが、昭和51年では3輛編成に増強されていた。“あきよし”の列車体系はダイヤ改正と共に変遷し、昭和50年3月の改正で山口線編成は急行“つわの”として独立、“あきよし”との併結は江津~益田間だけとなった。上りを例に経路を辿ってみる。天ヶ瀬13:53発(普通2422D)日田から急行402D14:12発、日田彦山線に入り小倉15:59、下関16:26、厚狭から美祢線へ、長門市から山陰本線18:03発、益田20:01着。ここで小郡からの“つわの2号”を待って併結、列車番号そのまま普通402D益田20:31発、終着浜田21:34着で天ヶ瀬からは約7時間半の旅となる(下りは江津発)。  日田行729Dと交換する402D“あきよし” 久大本線光岡 S51(1976)/9/20