転轍器

古き良き時代の鉄道情景

礼文


 急行“礼文”は宗谷本線旭川稚内間259.4㎞を4時間半で結ぶ。荒涼たる原野で9600の貨物列車を待っている時に現れたわずか2輛の急行列車であった。旭川稚内行311Dの行程は旭川6:25発ー和寒7:02ー名寄7:41ー音威子府8:32ー幌延9:46ー豊富10:02ー稚内10:54着。稚内への道は音威子府から日本海に出て天塩平野を通る宗谷本線とオホーツク海回り浜頓別経由の天北線があった。 311D 宗谷本線抜海〜南稚内 S49(1974)/9

 近くで見ると2輛とも水タンクが屋根上にあるのでキハ56と思われる。クーラーが載っていないのも当り前か…。2輛編成の急行は視界に現れて草原の丘に見えなくなるまで長い時間堪能することができた。