転轍器

古き良き時代の鉄道情景

名古屋

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 新ニイ標記のキハ58、発車間際の喧噪が飛び込んできた。名古屋と新潟を結ぶ気動車10輛編成の急行“赤倉”は、463㎞を8時間26分かけて走破する昼行の長距離列車で、その経路は名古屋ー中央西線塩尻篠ノ井線篠ノ井信越本線ー新潟と壮大な道のりであった。 2801D“赤倉”

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 1D“くろしお5号”は名古屋9:50発天王寺18:13着の紀伊半島を約8時間かけて一周する気動車特急である。希少価値のついたキハ81は名古屋駅10番線で給水と点検を行っていた。“くろしお”のルートは関西本線紀勢本線阪和線と思っていたが、時刻表を見ると関西本線紀勢本線の分岐点、亀山を経由しないショートカットの伊勢線を通過していたことに驚いた。キハ815は和歌山機関区の所属で6輛が配置されていた。 1D“くろしお5号”

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 中央本線名古屋口のローカルは神嶺電車区の73系が使われ10輛編成も走っていた。通勤時間帯を過ぎた名古屋発高蔵寺行635Mは5輛編成で待機していた。 クハ79335〔名シン〕

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 「振子電車」という言葉は昭和48年7月の中央西線電化時に登場した381系電車で初めて耳にした、と記憶している。屋根上は何もないのっぺらな車といった印象を抱いている。長野行“しなの4号”は名古屋を出ると、多治見・中津川・木曽福島塩尻・松本に停車する。名古屋10:00発、長野13:20着。 1007M“しなの4号”  名古屋 S50(1975)/3/4