転轍器

古き良き時代の鉄道情景

踏切警報機

 シャッターのタイミングが早いのと線路端の立ち位置の悪さで、喘ぐ機関車の構図意図が結局踏切警報機を狙ったような、思いもよらない結果写真2葉を恥ずかしながら載せる。

 半世紀後にここの踏切を訪ねてみると、建物が建ち、樹木が茂って往時の面影を追うことはかなわなかった。踏切名「中野原踏切 起点113K727M」は当時とキロ程は変わっていないので同じと思えるがリレーボックスの位置は変化していた。ここは豊肥本線三重町と菅尾の間。熊本起点から三重町111.9Km、、菅尾117.3Km、中野原踏切が113.7Kmなので、三重町から上り勾配で1.8Kmの地点、下り坂を下りて菅尾まで3.6Kmの地点であった。キュウロクの牽く下り貨物列車が踏切警報機の向こうに写っている。どうして引き寄せて撮らなかったのか。

 逆向きC58の牽く上り貨物列車が中野原踏切を行く。バック運転なので転車台の無い三重町行だろうと思われる。当時実見した三重町折返し貨物は上り正位、下り逆行だったので逆のパターンもあったことがうかがえる。列車接近に気づき慌てて走って構えたので結局踏切警報機にピントがきた残念写真となった。踏切警報機の警報灯は道路の配置に従って2方向に付けられているのがわかる。 豊肥本線三重町~菅尾 S46(1971)/9

 現在の中野原踏切。100m毎の距離を示す距離標乙号が「8」を表しているので中野原踏切113.7Kmから100m進んだ地点113.8Kmの所に勾配標が建てられている。

 勾配標を反対側から撮る。25パーミルの下りを表している。今改めて菅尾からの上り坂は25‰もあったのかと痛感する。バック運転のC58が喘ぐはずだ。 R2(2020)/6/12