転轍器

古き良き時代の鉄道情景

唐津線

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 国道203号線を走っている。国道203号は佐賀~唐津間の一般国道でそのルートはJR唐津線とほぼ一致する。道路と線路の併走は鬼塚駅から厳木駅の先、笹原峠まで続いている。多久方面へ向かう車の助手席で早春の唐津線沿線の車窓を楽しんでいた。今はJR唐津線だが、思いを馳せるのは昭和48年以前のキュウロクが走っていた時代だ。岸嶽支線や筑肥線を分岐する山本、唐津線筑肥線の複線のような単線並列、相知炭鉱の石炭積出支線等の事を思い巡らせていたら、軽快なジョイント音と共にイエロー気動車が視界に入ってきた。慌ててカメラを向けたら菜の花と気動車が流れる春の構図となった。のどかな春の日が暮れようとしている唐津線と国道203号線が併走する唐津市相知町にて。 唐津線岩屋~相知 H21(2009)/3