転轍器

古き良き時代の鉄道情景

気動車

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豊後竹田のキハ52

鹿児島標記のキハ52134が豊後竹田の側線で佇んでいる。前面の顔が少し異なって見える。貫通扉の窓の高さが揃っていないので別形式の扉と交換されたのではないかと思う。顔の表情はつい映画「鉄道員(ぽっぽや)」に登場した気動車を思い浮かべてしまいそうなユ…

二豊路を行く名列車

日豊本線のL特急“にちりん”は博多~大分・宮崎・西鹿児島間に8往復が設定され、内西鹿児島往復はキハ80系で運転されていた。長躯西鹿児島から日向路、二豊路を8時間走り通した“にちりん8号”は最後のコースに向けて小倉でスイッチバックする。 5036D 小倉 S50…

キユニ2619

中間に組込まれたキユニ2619〔分オイ〕。キユニ26はキハ26からの改造車で前寄りが郵便室、後位が荷物室のようだ。撮影時、久大本線は大分運転所のキユニ26が、豊肥本線は熊本機関区のキハユニ26が郵便荷物輸送に活躍していた。 大分 S55(1980)/9/23 キユニ26…

小海線

小海線は中央本線小淵沢と信越本線小諸を結ぶ78.9Kmの高原鉄道で、C56が牽く通風車や白い冷蔵コンテナが入った短い編成の貨物列車がイメージとして浮かぶ。小海線を訪れた昭和50年はハイカー達で満員になる新宿発EF64牽引の客車列車も健在の時代であった。「…

琺瑯行先板から浮かぶ鉄道模様

実家の片付けをしていたら思わぬ琺瑯引きのサボ板が出てきた。たぶん国鉄時代末期に百貨店や量販店で開催されていた“鉄道用品即売会”で買ったものと思われる。片面「延岡行」、片面「富高行」であった。はて、日豊本線に延岡行や富高行の列車があったのか少…

急行日田・はんだ

由布院発門司港行上り急行“はんだ”4輛編成が玖珠盆地を快走する。前2輛はキハ58 800番台、後ろはキハ66+67ユニットの組合せであった。撮影時の配置表で直方気動車区を見るとキハ58 800番台は8(801~808)輛、キハ66・67は15(1~15)ユニットが配置されていた…

民営化後の由布院

由布院構内を起点側から見る。1番線は民営化直前に投入された軽快気動車キハ31が停車、3番線は上り急行列車を待つ乗客が佇んでいる。「ゆふいん温泉郷」の縦看板がよく目立つ。 由布院 H2(1990)/3 上り急行列車が雪の積もった盆地を行く。 由布院~南由布 H2…

キハ58系急行“由布”の終焉

キハ58系急行“由布”は新しい衣装に衣替えし、一部国鉄色が入っていた編成は全車統一された。5輛編成の内キハ65が3輛組まれている。 由布院 H3(1991)/6 国鉄時代の窓回り赤の塗分けから裾境のツートンに変わったのでおでこが広くなったように感じる。落ち着い…

美保

急行“美保”は福知山と出雲市間296.1Kmを約6時間かけて結ぶ。先頭は急行にしては少し頼りないキハ26もしくはキハ55のように見える。愛称は島根半島東端の美保湾に面した美保関から付けられたようで、当初はその対岸の境港と鳥取を結ぶ準急であった。 下り出雲…

池北線

池北線は根室本線池田と石北本線北見を結ぶ140kmの長大線区で高島、勇足、本別、足寄、陸別、置戸、訓子府、上常呂が貨物扱いのある駅で木材集散地が点在していた。日に1往復の9600貨物を撮る為に池田から本別まで足を延ばしたが、よくこの撮影効率の悪い所…

山口線

小郡発益田行キハ58+キハ47+キハ25の3輛編成が石州瓦の民家が点在する津和野盆地を行く。山口線は昭和48年まで蒸気機関車が走り、津和野に設けられた山口線管理所に集煙装置付のD51が配置されていた。D51の前は同じく集煙装置の付いたD60の走行線区で昭…

伊田発吉塚行

キハ17+キハ30+キハ30の吉塚行2232Dは伊田線を北上し直方でスイッチバック、筑豊本線を下り桂川から篠栗線に入る複雑なコースを走る。時刻は以下の通り。伊田13:20発ー直方13:45着13:55発ー飯塚14:19発ー桂川14:31発ー篠栗14:57発ー吉塚15:10着。 …

由布4号

日没前、夕日で赤く染まる別府湾の岬をキハ58系6輛編成が回り込む。カーブを曲がる際に発する独特な車輪のきしむ音が手前の崖に反射する。列車は別府発博多行急行604D“由布4号”。停車駅は別府ー大分ー湯平ー由布院ー豊後中村ー豊後森ー天ヶ瀬ー日田ー筑後吉…

キハ6520

キハ65は急行気動車の冷房化による冷房電源確保の為に開発された大出力の新系列気動車である。これまで見なれたキハ58とは違う精悍なマスクで物々しいジャンパ連結器とホース類が印象的であった。キハ6520〜6523の4輛は昭和45年2月、大分運転所に新製配置さ…

犬吠5号・水郷5号

銚子駅で撮った3葉の写真をアルバムに貼るのに当り、少し総武本線の事をひも解いてみた。総武本線の区間は以前、御茶ノ水〜銚子であったが、昭和47年の東京地下駅開業時から東京〜銚子間120.5㎞となる。電化は御茶ノ水〜千葉昭和10年、千葉〜佐倉(同時に成…

キハユニ1515

キハユニ15は昭和27年に登場した電気式気動車キハ44000(昭和32年形式称号改正でキハ09)を運転台側半室を郵便荷物室に改造して誕生した形式である。キハ44000は3扉車でその名残りが残っているのがわかる。熊本機関区で遭遇したキハユニ1515は肥薩線からの乗…

キユニ16

キユニ16は昭和28年に登場した正面湘南スタイルの電気式気動車キハ44100を改造してキハユニ16となり、さらにキハユニ16の客室部分を改造してキユニ16となった複雑な経緯を辿っている。キユニ161と162はそれぞれキハユニ161、165から昭和40年3月の改造で広島…

南延岡のキハ

訪問時、南延岡機関区の気動車は高千穂線用にキハ20が7輛、キハ11が4輛配置されていた。昭和44年の配置表ではキハ20ー6・キハ10ー3とあり、キハ20は1輛増でナンバーは変わっていない。キハ10はその後キハ11と交代していた。扇形庫1番から3番線に仲良く並ぶキ…

大行司 キハ66・67 4連同士の交換

この当時の私の撮影スタイルは何かの列車をめがけて出かけるのではなくて、たまたま立ち寄った駅や線路端に現れた列車にカメラを向けた偶然の度重ねであった。高速道路がまだ未整備だったあの時代、北九州からの帰り道、あえて遠回りになる筑豊を経由し嘉麻…

国鉄軌道バス(ダイハツライトバス)

豊肥本線内牧駅の貨物側線に置かれていた「怪しいモーターカー」について、WEBサイト『保守用車総合データベースMCDB』を線路端さんから案内された。それによるとこのクルマは国鉄が開発した軌道バスで、ダイハツライトバスをベースにしたとの事であった。車…

国鉄軌道バス 由布院にて

豊肥本線内牧駅で見た国鉄軌道バスと全く同じクルマを「由布院駅の側線で見た」と由布院電吉さんから一報があり画像をお借りした。国鉄時代での撮影なので現役の姿かもしれない。ドローバー風の連結棒でトロッコをつないでいる。改めて『保守用車総合データ…

由布院 昭和56年冬

久大本線由布院以東の急行列車は長崎・佐世保と別府を結ぶ“西九州”と博多から別府間“由布”2本の計3往復が設定されていた。昭和55年10月改正以降は“西九州”が廃止されて“由布”3往復体制となり、残念ながら久大本線から長崎本線へ乗入れる列車は無くなってしま…

追越し

DD51の牽くセメント石灰石列車は日豊本線から小倉を通過し、鹿児島本線貨物線をアンダーパスして鹿児島本線貨物上り線へと合流する。この位置は左から鹿児島本線上り線、日豊本線上り接続線と右端築堤から降りてきた鹿児島本線貨物上り線で、上り方向に3線が…

鳥居峠 キハ181系特急“しなの”

ヨンサントオで登場した新系列特急気動車キハ181系は、名古屋と長野を結ぶ“しなの”でデビューした。キハ82マスクの先頭車は角形のライト回りが精悍な表情を作り、中間車は屋根上の重量感溢れる放熱器が最大の特ちょうであった。1往復の“しなの”は昭和46(1971…

関ケ原越え キハ181系特急“しなの”

中津川~長野間の電化で特急“しなの”は電車381系6往復、気動車キハ181系2往復の計8往復で運転され、気動車1往復は大阪まで足を延ばしていた。 大阪発長野行“しなの5号”は雪景色の東海道本線を行く。時刻表の編成表では食堂車欠車の9輛編成となっていたが、写…

急行“しいば” 下り1号 上り1号2号の謎

西鹿児島発別府行508D“しいば2号” 西鹿児島 S49(1974)/12/28 写真:BBSさん 別府と鹿屋・西鹿児島を結ぶ急行“しいば”は撮影時、下りは“しいば1号”の1本、上りは“しいば1号・2号”の2本で運転されていた。朝の別府発は鹿屋行2輛を含む12輛編成で下っていた。西…

鉄道省キハ40655 大分交通キハ105

本棚にしまったままの「岡山より汽車を求めて」(牧野俊介著/プレス・アイゼンバーン/昭和55(1980)年12月刊)をひさしぶりに開いて目に留まったのは元北九州鉄道のキハ40655であった。これは大分交通中津で相見えた“せせらぎ”キハ105の移籍前の姿で思わず心浮…

高千穂線のキハ20

岩戸川の渓谷を跨ぐ高千穂橋梁を行く気動車列車は朱色とクリームのツートンカラーで、谷間の緑とのコントラストが美しく映る。 そんなツートンカラーのキハ20が走っているだろうと岩戸渓谷を訪れてみると、時すでに遅し、朱色5号一色塗りに衣替えした後であ…

久大本線を行く鹿児島のキハ20

由布院電吉さんから朱色キハ20の写真が届く。私はてっきり働き場を失った南延岡のキハ20たちが久大本線へ出稼ぎに来ていたものと勘違い、早合点してしまった。高千穂線が第3セクター高千穂鉄道に転換されたのは平成元(1989)年4月、由布院電吉さんの写真はそ…

由布くずれ “由布5号”から普通列車へ

博多発別府行605D急行“由布5号”は博多を17時34分に発ち、大分には20時50分に到着する。急行運用は大分まで、大分別府間は普通列車2625Dとなる。名門急行の末端区間が普通列車になる場合、たとえば夜行急行“大雪”や“日南”などは「〇〇くずれ」と呼称されてい…